愛と言う名の孤独

言の葉を紡いでいきます

桃源郷

いつだったか、人と人が争うのが嫌になり、

それでも地球から出る事は不可能で!

 

がんじがらめの世の中で、ほんの少しの楽しみを見出したくて、自分だけの桃源郷を求め、

 

想像の産物でも、

 

私はその中で物語を作り、ほんの少しの幸せを悲しみの上に広げていた。

 

幸せな空気に包まれて、

木々の隙間から木漏れ日が差すと、

芝生に寝っ転がって

 

空を見た。

 

空は何処までも空で、

雲は緩やかに流れ、

 

この地球で、同じ時間を共有している

多くの方々と、ネットという媒体の中で、

文字だけで語り合えた初めての喜びが、

 

これまでノートやメモ帳に書き綴っていた、短文等をブログで書くと言う作業に変えた。

 

あれからどれだけの月日が過ぎただろう。

チャットどころか、フェイスタイム等で、電話ができる時代の中で、

 

自分だけの桃源郷は、何処のどなたか、どちらにお住まい?なのか、そんな事も聞こうとも思わない空想バーチャルな空間の中でこそ完成するのだと、思っている

 

知らない事があっても良いのだと。

私が作った桃源郷は、

人を襲う獰猛な動物がいない、いても人は襲わない!

人工で作られた広大な海!この海の中にも人を襲うものはいない。

災害もない、人殺しも起きない。

 

武器はあっても、獰猛な動物、生物はいても、

人が人を襲う事も、動物が人を襲う事も、人が人や動物や生物を殺す事もない、それぞれが天寿を全うし寿命を迎える。老衰という事

そんな桃源郷に行き来しながら、

現実世界に起きている事を余りにも残酷な運命、境遇に身を置かれた人々を国際社会は救う術はないのか?

ニュースを見て、何も出来ない自分が腹正しくて、情けなくて、それでも何かできる事はあるのだと自分に言い聞かせながら、今日も1日が終わる。

 

地球が滅びない限り、朝は来るんだなと。

 

恐怖でしかない朝なんて恐怖でしかない